ラジカル制御形塗料について その2

それでは、そもそも

「ラジカル制御形塗料」

とは何なのか。




塗料に含まれている

塗料の色を作る成分である

「顔料」のうち白色の顔料

には、「酸化チタン」という

成分が含まれています。




この「酸化チタン」が

強烈な雨風や紫外線に

さらされると、光触媒反応

によって「ラジカル」なる

ものを発生させるわけです。




この「ラジカル」。




塗料の成分の中で、

例えば住宅塗装の分野で言えば、

「建物」の保護の役割を果たす、

塗料の耐久性にとって重要な

「樹脂」という成分を分解

(というより破壊?)する

塗膜の劣化の原因物質と

されています。


そこで文字通り、発生する

「ラジカル」を制御する技術

を用いて「樹脂」の分解を抑え、

塗膜劣化を防ぐ、というのが

「ラジカル制御形塗料」。




したがって、長持ち。





ということは、透明な

塗膜である「クリヤー塗装」

は色を作る成分は必要ない

ので、「ラジカル」は発生

しない。だからクリヤー塗装

で「ラジカル制御形」は無い、

ということですね。




ここで、素朴な疑問。




確かに塗膜劣化の一つの

要因である「ラジカル」を

抑える技術は、各メーカー

従来品と比較し、優位性

を訴えています。




でも、「ラジカル制御形」

にすることで、どこまで

耐久性に影響があるのか。




5~7年耐久のアクリル樹脂の

「ラジカル制御形塗料」が、

某メーカーの発表の通り従来の

シリコン塗料の耐久性よりも上

になるってことはあるのかなぁ…。




「同じシリコン樹脂塗料の

従来品よりも長持ちする」

だったら理解できるのです

が…。




いずれにしろ新商品には

これに限らず「不確実性」

はつきまとうものです。




もしかしたら、数年後

実績としてアクリル樹脂の

「ラジカル制御形塗料」が

従来品のシリコン塗料より

も本当に長持ちするわ、と

私が実感するときがくるの

かもしれません。




今後が楽しみです。




ちなみに私一押しの

「ルミステージGTシリーズ」

は、フッ素樹脂ベースの

「ラジカル制御形塗料」

になります!



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